10月2日(日)、熊本県上益城郡益城町の文化会館にて熊本県と台湾の交流を推進するための講演会が開催されます。
縁あって講師役に私をご指名いただき、「台湾と日本のかけはしとなった先人たち」と題して講演をさせていただくことになりました。
ご関心をお持ちの方、近隣にご在住の方は、よろしければ足をお運びください。
日本李登輝友の会シンポジウム
「日台関係の50年─何を失い何を得たのか」
を開催します。
台湾の中華民国と断交してから50年の節目の年であるとともに、李登輝元総統の3回忌に当たる本年、日台の相互関係の現実を正当に評価することにより日台関係を再定義するシンポジウム「日台関係の50年─何を失い何を得たのか」を開催します。
私もパネルディスカッションのパネリストとして出席いたします。
ご関心をお持ちの方は、ぜひご参加ください。
日時:2022年7月24日(日) 13時30分~16時[受付開始:13時00分]
会場:大手町サンケイプラザ 4階 大ホール
(東京都千代田区大手町1-7-2 TEL:03-3273-2258【交通】地下鉄「大手町駅」A4・E1出口直結)
基調講演「日本と台湾の経済安全保障」
高市 早苗氏(衆議院議員、自由民主党政務調査会長)
パネルディスカッション:パネリスト
櫻井 よしこ氏(ジャーナリスト、国家基本問題研究所理事長)
福島 香織氏(ジャーナリスト)
渡辺 利夫(日本李登輝友の会会長、拓殖大学顧問)
林建 良氏(日本李登輝友の会常務理事、日米台関係研究所理事)
パネルディスカッション:コーディネーター
浅野 和生氏(日本李登輝友の会常務理事、平成国際大学副学長・教授)
参加費:会員:3,000円 一般の方:5,000円 学生の方:2,000円
*参加費は前金制。7月19日(火)までに振り込みにて。
●シンポジウムの詳細・参加お申込みはこちらからどうぞ。
拙著『台湾を築いた明治の日本人』の英語版が刊行されました
Lexington Books(2022/03発売)
外貨定価 US$ 100.00
Full Description
The Meji Japanese Who Made Modern Taiwan describes the story of Japan’s involvement and administration of Taiwan in the pre-war era, with a focus on the period from 1895, when Taiwan was made a part of the Japanese Empire, to 1945, when the Pacific War ended. It introduces the policies pursued and equally important, the personalities, philosophies, and ambitions of the administrators, engineers, and technicians behind those policies. In particular, the unique thinking, leadership styles, and contributions of Kodama Gentaro, Goto Shinpei, Hatta Yoichi, Iso Eikichi, and Sugiyama Tatsumaru, among others who contributed to the development of modern Taiwan, are introduced in great detail. Their accomplishments remain with Taiwan today, which helps explain the extremely close relationship between Taiwan (officially known as the Republic of China) and Japan maintain today.
種田山頭火生誕140年記念
創作音楽劇『きょうも隣に山頭火』にて
講演をさせていただきます
4月9日(土)と10日(日)、銀座八丁目・博品館劇場にて熊本発の創作音楽劇『きょうも隣に山頭火』が上演されます。名優・浜畑賢吉氏が主演と監修を務める意欲作です。
私は種田山頭火について『放哉と山頭火-死を生きる』『種田山頭火の死生 ほろほろほろびゆく』といった著作を発表させていただいたご縁から、4月10日(日)の正午12:00より、上演に先駆けて『なぜ、山頭火』と題した講演をさせていただくことになりました。
ご関心をお持ちの方は、よろしければチケットをご購入の上、ご来場ください。
「第38回土光杯全日本青年弁論大会」の審査委員長を務めました
1月8日(土)、「第38回土光杯全日本青年弁論大会」(主催:フジサンケイグループ/協力:岡山商工会議所)がオンライン形式で開催されました。
同大会は行政改革に大きな足跡を残した、故・土光敏夫臨時行政調査会長の“行革の実行には若い力が必要”との呼びかけに応じて、フジサンケイグループが1985年に創設。その後、テーマが拡大され、日本の次代を担う若者の主張の場として毎年開催されています。
今回のテーマは「国難を乗り越えるために」。論文選考を勝ち抜いた10名の弁士が熱弁をふるい、最優秀賞の土光杯は「失われた『機会』を取り戻そう」の演題を掲げた東京大学の松下天風さんが獲得し、2度目の栄冠に。また、土光敏夫氏の出身地、岡山県にちなんだ特別賞岡山賞には「水産業の構造改革をしたい」を掲げた松下政経塾の松田彩さんが輝きました。お二人をはじめとする受賞者の皆さん、誠におめでとうございます。
私は審査委員長を務めさせていただき、講評を寄せております。下記よりごらんください。
また、1月10日(月)の産経新聞「産経抄」でも同大会の様子が報じられておりますので、関心のある方は下記よりごらんください。
拙著『台湾を築いた明治の日本人』が潮書房光人新社から文庫版で刊行されました
著者:渡辺 利夫
定価:902円(税込) 272ページ
ISBN:978-4-7698-7041-8
発売年月日:2021年10月25日
なぜ日本人は台湾に心惹かれるのか──「蓬莱米」を開発した磯永吉。東洋一のダムを築いた八田與一。統治を進めた児玉源太郎、後藤新平…。国家のため台湾のため己の仕事を貫いたサムライたち!
「第18回日台文化交流 青少年スカラシップ2021」の審査委員長を務めました
日本と台湾の若者による文化交流の促進を目的とした「日台文化交流 青少年スカラシップ」(主催・産経新聞社、共催・台北駐日経済文化代表処、協賛・JR東海、三井物産、台湾新聞社)が今年も開催されました。
作文とスピーチ(中国語・台湾語)の2部門で388点の応募があり、作文部門の大賞には、葉山瑶さん(早稲田大学4年)の「青緑の双眸の向こうに」が、スピーチ部門の大賞には山内佳祐さん(佐賀大学3年)の「日本と台湾の架け橋として」が選ばれました。
私は数年前から同スカラシップの審査委員長を務めており、今回も講評を寄せております。関心のある方は下記よりごらんください。
コロナ禍関連の拙稿を編んだ月刊「世界と日本」1324号が刊行に
コロナ禍について、振り返れば、10本近くの原稿を書いてきました。
少しまとまった形で読者の目に触れればと考えていたところ、内外ニュース社から、ムック形式で出さないかというオファーがあり、全体を再編纂して月刊『世界と日本』1324号として上梓しました。
全体は次の8編から成っています。
・生命至上主義の怪しさと危うさ
・コロナ・ストレスにどう備える
・コロナはなぜ人を自殺に追い込むのか
・コロナ禍と社会的格差
「ホームは格差の温床である」
・マスコミの中のコロナ
・なぜ不安、恐怖に貶められるのか
-「防衛単純化の機制」
・私の死生観
-「人間存在の背理」をみつめる
・死者の民主主義、個人主義、血脈と天皇
〈記事閲覧〉
同号はこちらからご覧いただけます。内外ニュース社のご好意によりご提供いただき、当サイトの「VOICES OF TOSHIO WATANABE」の「最新の論説」に掲載しているPDFファイルです。
〈e-Book〉
また、内外ニュース社の重ねてのご好意により、同社Webサイトからe-Bookとしてもごらんいただけます。スマートフォンやタブレットでも読みやすい仕様です。
ご関心がある方は、こちらにアクセスし、当該の表紙をクリックすればe-Bookの認証画面が開きますので、下記のパスワードで閲覧ください。
近況について
2020年の4月に『台湾を築いた明治の日本人』(産経新聞出版)を上梓しました。蓬莱米の開発者・磯永吉、烏山頭ダムの建設者・八田與一、それにインド・パンジャーブ州を飢餓から救出した「忘れられた日本人」杉山龍丸の三人を主人公とした、オムニバス形式のノンフィクション・ノベルです。台湾の開発に賭けた日本人の精神史でもあります。
『後藤新平の台湾』が中央公論新社の選書として、1月10日に発売されました。後藤新平は、初代満鉄総裁、内務大臣、外務大臣、東京市長等々と実にきらびやかな政治的人生を送った人物だとお感じの方が多いのではないでしょうか。
しかし、後藤が最も輝いていた時代は、明治31年に始まる台湾総督府民政長官として勤務した8年半余でした。台湾時代が後藤の政治的人生の「青春」です。フロンティア台湾の白いキャンバスのうえに、後藤年来の思想「生物学の原理」にもとづく、アヘン漸禁策、土匪招降策、土地制度改革、衛生事業、インフラ建設などを次々と展開していったのです。これら諸事業のための人材抜擢、抜擢された人間への後藤の信頼、信頼に応える技術者や官僚の後藤への献身、そのことをこれもノンフィクション・ノベルの形式によって描き出したものが『後藤新平の台湾』です。
二つの仕事を終えて、多少のゆとりが生まれています。私はこの60年近く、いろんな大学で、開発経済学やアジア経済論などを講じる教員・研究者としての生活を送ってまいりました。今後は公益財団法人オイスカ会長ならびに拓殖大学顧問を務めます。さまざまな形でご協力いただいた皆様方には、心から深く感謝申しあげます。本当にありがとうございました。
しかし、執筆活動はなお続けます。というより「定職」がなくなった分、一層、繁く執筆の方には力を入れたいと考えています。書き手と読み手の間に響き合う共感のさざ波(たとえそれがどんなに小さくとも)、これこそが私の求めてきたものです。
私の執筆活動状況をお伝えできればと考え、プライベートなホームページをここに開くことにしました。せっかくのホームページですので、私の略歴や著作などについても、多少、恥ずかしいのですがわずかな写真とともに掲載しておきますので、ちょっとみてやってくださればと存じます。
また、ここ1、2年の間に書いたものを本ホームページの「Voices of TOSHIO WATANABE」コーナーにていくつかのジャンル別に公開しています。
毎月、定期的に書いているコラムとしては、産経新聞の「正論」とPHPの総合誌「Voice」の巻末エッセイ「文明之虚説」の二つです。その他、ご依頼に応じて、自分でいうのもなんですが、結構な数のエッセイを書いております。今後に書くものは、随時、新しく掲載していきます。どうかこれからもお読みいただければありがたく思います。