『西太平洋の時代－アジア新産業国家の政治経済学』
次代の世界経済の拡大を牽引する最有資格国は、すでに実現してきた成長率ならびに将来の潜在力からみて、アジアNIEs,ASEAN諸国、中国を含む西太平洋の開発途上国にちがいない。そして西太平洋開発途上国の経済発展に決定的な影響力を与える先進国は日本であり、おそらくのところ日本をおいて他にない。
NIEsはなぜ伸びたのか。中国、インドはどうなるのか。これからのアジアと日米経済の関係。日本は何をなすべきか－を知るために。
目次
プロローグ いまなぜ西太平洋なのか－久和ひとみさんの問いに答える
第1章 隣国は何を達成したのか－従属を通しての自立
第2章 発展志向国家群の形成
第3章 アジア工業化の文明史
第4章 西太平洋の時代
第5章 熔解するアジア社会主義
発行元：文藝春秋
発行日：1989年1月
