『開発経済学研究－輸出と国民経済形成』
目次
はしがき
序 章 意図と課題
第1章 輸出と国民経済形成
アメリカ南部諸州の綿花生産とタイ小農輸出経済の拡大過程
Ⅰ 「スティブル・モデル」によるアメリカ国民経済形成論
1.南部諸州における綿花生産の外延的拡大
2.綿花生産と輸出ベース
Ⅱ 熱帯周辺国経済の外延的拡大
1.米生産の外延的拡大
2.外延的拡大と単位収量の下落
Ⅲ 熱帯米作と経済発展
1.粗放性,連関効果
2.未分化
3.教育効果,所得効果
Ⅳ 輸出一次産品と経済発展
第2章 二重経済論の再考察
マラヤにおけるゴム小農の特質と経済発展
Ⅰ ゴム小農の拡大：1921年以前
Ⅱ ゴム小農の拡大：1922年以降
Ⅲ 天然ゴム生産の特質と小農
1.規模の経済
2.外部経済
Ⅳ 小農保護政策の展開
1.ゴム植替政策
2.土地開発入植計画
Ⅳ 要約
第3章 保護主義型工業化の諸偏向
開発途上諸国の輸入代替工業化と経済発展
Ⅰ 輸入代替工業化論
Ⅱ 輸入代替工業化の諸偏向
Ⅲ 輸入代替工業化の停滞メカニズム
Ⅳ 輸入代替工業化論と幼稚産業保護論
Ⅴ 輸入代替工業化と外国資本
第4章 輸出志向工業化政策の展開
台湾および韓国の開発経験と東南アジア
Ⅰ 輸入代替工業化と資源配分
Ⅱ 台湾,韓国の輸入代替工業化
Ⅲ 台湾,韓国の輸出志向工業化政策
1.「市場自由化政策」
2.輸入インセンティブ政策
3.輸出志向工業化
Ⅳ 台湾,韓国の輸出成長と要素集約度
Ⅴ 東南アジア諸国の輸出促進政策
第5章 外向型経済発展と社会的公正
韓国における工業化・人口移動・所得分配
Ⅰ 輸出工業部門の労働吸収力
Ⅱ 労働・人口移動動態と都市化
Ⅲ 都市の所得分配
Ⅳ 都市農村間所得分配
Ⅴ 農村の所得分配
Ⅵ 要約
発行元：東洋経済新報社
発行日：1978年3月10日
価 格：本体2900円＋税
