著書紹介『成長のアジア 停滞のアジア』

『成長のアジア 停滞のアジア』

第17回吉野作造賞受賞

現代世界経済を牽引する巨大なアジア経済。かつて「脆弱(ぜいじゃく)で従属的」とさげすまれたアジアはなぜ活性化しえたのか?韓国・台湾などの東アジア、インドネシア・タイなどの東南アジア、バングラデシュなどの南アジア。それらの劇的発展と退行のメカニズムを明快・犀利(さいり)な分析により読み解き、アジアの時代としての21世紀を予示した吉野作造賞受賞作。

目次
序章 情念のアジア 知のアジア
1 現代アジアの経済発展をどう見るか―私のエイシアン・ドラマ
2 圧縮された発展―インダストリアリズムの波及と受容
3 アジア高成長圏への道―市場構造と日本の役割
4 新興工業国家 光と翳―韓国経済発展の20年と課題
5 ネオ・デュアリズム―東南アジア伝統社会の変容と相剋
6 絶対的貧困の機構と構造―憂愁のベンガル
補章 東アジア経済の新動態―アジア化するアジア

発行元:講談社学術文庫
発行日:2002年2月8日
価 格:本体1050円+税

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