第18回樫山純三賞について

本年11月8日(水)、ホテルニューオータニにおいて「第18回樫山純三賞」表彰式が開催されました。
同賞は公益財団法人樫山奨学財団が例年授与しているもので、同財団設立者である樫山純三氏(オンワード樫山創業者)の国際社会の情勢を的確に捉え、それらに対処できうる人材を一人でも多く育成すべきとの意志を受け継ぐために設けられ、国際的視野に立った社会有益な図書を表彰しています。
今回は学術書賞は東京外国語大学講師の金悠進氏による『ポピュラー音楽と現代政治-インドネシア自立と依存の文化実践』(京都大学学術出版会刊)、一般書賞はジェトロ・アジア経済研究所海外研究員の猪俣哲史氏による『グローバル・バリューチェーンの地政学』(日本経済新聞出版刊)が受賞されました。
受賞者のお二方、誠におめでとうございます。
私は同賞の選考委員を務めており、代表して審査評を書かせていただきましたので、以下に掲載させていただきます。

〈審査評〉